丹後、平

国道178号線、犬ヶ岬トンネルを越えてしばらく行くと、宇川河口付近の山すそにある
この平(へい)という集落は、平家落人部落に由来する集落名であるらしいです。



伝承によれば、平氏の天下となった永万元年(一一六五)、
平重盛が父清盛より丹後国を与えられたといい、
また重盛の六男、小松忠房が丹後守となって、府中小松に居館を構えたともいいます。
文治元年(一一八五)、平家の滅亡により忠房も殺され、一門の人々は丹後半島山間を落ちのびて、
ここまで辿りついたと伝えられているようです。
今も平集落には平家の落人と称する家が多いようです。



村のなかには二つお寺があって、
ひとつ目のお寺に参拝してみました。
“常徳寺”と書かれています。



お寺からの眺めです。



ひとつ目のお寺から左(南)の方へ少し歩くと屋根の赤いお寺がありました。
山門の右横にお坊さんの銅像があります。



なんていうお寺なのか、“妙源寺”というのでしょうか。
間違っていればお詫びします。



お寺からの眺めです。
この近辺の海辺は、“丹後松島”といって、海岸に沿って小島が所々に浮かんでおり、
たいへん美しい景観となっています。