間人へ
“間人”
この地名をどう読むのか、
はじめて見てわかる人なんていないだろう。
丹後半島、ここだけは特別な空間。
そして特別な時間が流れているように思う。
ここから見る日本海はほかの場所から見るのと違って見える。
この地の静けさが好きでたまに来ることがあるんだけど、
今日は半日で仕事あがれたからそのままちょっと東のほうへ足をのばしてみた。
ここに来るまでいろいろ風景飛んで行ったけど、
雪深かった。
ここがその“間人”。
なんて読むかと言えば“たいざ”
どうしてこれが“たいざ”なんて読めるんだろう。
また、調べてみようと思う。
さっきの小さな漁港から海辺の道を少し行って、
ふり返ると海辺に小山が。
名を城島(しろしま)という。
戦国時代にそこに城があったからそう呼ばれるそうだ。
ずっと静かな海岸が続く“秘境”丹後半島。
最後は道の駅で休憩して、ここでターン。
今日は平清盛の命日…。
寿永三年(一一八四)の一ノ谷の戦いの時は、奇襲攻撃を当初はたしか二月四日に決行する予定だった。
たしかそうだったと思う。
しかし、二月四日は清盛の命日にあたるため、二月七日に変更されたらしい。
鵯越の坂落とし。
その時義経が須磨浦にそびえる山のどの頂からどのルートを通って下って来たのか…。
これは一つの僕の永遠のテーマだろう。