丹後、三津漁港
網野町遊を過ぎると小さな入り江に集落が密集する漁村があります。
網野町の東端に位置する“三津”です。
小じんまりしたせり場が見えています。
これは港の奥にある小さな漁協を眺めたところです。
港の入口です。
このように黒い漁網が置かれていて、乾いた磯の香りが漂っていました。
そもそも“みつ”の語源は「水」のことを指し、聖水の寄りくる神聖な海辺のことのようです。
そして、日本全国にも“みつ”という地名はいくつかあって、
例えば島根県の島根半島にも二か所あり、また僕のメインのブログで紹介しました
広島県の安浦町にも三津口なる地名があります。
そこの地名がどんな意味を持つのか、今に至る過程はどのようなものかを考えながら旅をすると楽しさが倍増します。
シンプルなせり場です。
でもこの水色がぱっと明るい感じがしていいですね。
入り江の真ん中に船が停泊しています。
ロープで固定されているようですが…。
こんなこじんまりとした質素な漁港で、
普段どんな日常があるんでしょうか。
港の端っこには崖があって、
こういう斜めになった地層がむき出しになっているんです。
このような景観はこの地域によく見られます。
漁港の先端部の小さな防波堤の上に上ってみました。
少し足がすくみましたが…。
この日も風はまだ少々冷たかったです。
冬の気配が抜け切れてなく、海も少し荒れ気味でした。
それにしてもなぜ入り江の真ん中に船を停泊させているんでしょうか。
護岸につけると波に打ちつけられるからなんでしょうか。
静かな漁協です。
村の中の方に歩いて行くとこのような道標がありました。
そこから道を上って行くと神社がありました。
何という神社か忘れましたが。
途中の階段から集落を眺めたところです。
丹後という土地は、どこへ行ってもほんとに静かです。