秋の虫の音を聞きながら…

九月といえば、日本史上でどんな出来事があったのか…
戦国時代では、一五七七年に上杉謙信織田信長の軍の戦いが加賀手取川においてあり、結果は上杉軍の圧勝(実際に戦闘があったのか、あったとすればどの程度だったのか…諸説あるようである)。
奈良時代の七四〇年では藤原広継の乱が勃発。
飛鳥時代では六八六年、天武天皇が亡くなり、その後まもなく大津皇子の謀反が発覚する…
そんなこんなを秋の夜長に考える。
今、耳にとどいてくるのは冷房の音と、窓のそとから奏でる虫の音。
今頃冷房なんて、いつにもまして今年は夏の暑さがずっと続く。


最近、さびしい。
職場の今のメンバーはもうさっぱり。
心が満たされない。
あの頃がいちばんよかった、三年ほど前までの。
楽しかった。
そのメンバーは今はない。
時代は変わって行くもの。
いつの世も同じ、そう思う。
でも後ろばかり向いていられない。
時代は進んで行くものだから。
良き時代を思う。