城崎マリンワールド

子供の頃家族で日和山(ひよりやま)に来たことがある。
確か、小学校6年の時だったか。
その時は“マリンワールド”という名前ではなく日和山公園だったか、日和山遊園だったか、そんなような名前だったと思う。
こんなイルカの像もなかったと思う。


冬となれば、少し客が少ないようだがそれでも絶えることがない。


小学校の時に来た時、大きな生けすにタイやヒラメやサメやウミガメなど、いろんな魚が泳いでいたのを憶えている。


遠い昔のことだから、幻のように思える。


それで、イルカのショーやその他いろいろ催し物があった。
その催し物のなかで、何人かの海女さんが海に投げ込んだお宝を潜って捕って来るという催し物があって、そのショーのある20メートル四方の海の周りに観覧場があり、そこからみんなが取り囲むように見ているわけで。
そして何個かのお宝が海に投げ込まれると海女さんたちが一斉に海に飛び込んで底に沈んだお宝を潜って捕って来たのだが、子供の目だったからかも知れないが、かなりの深さだったと思う。
その時は唖然とした。5メートル近くあったように見えたが…。子供だったから、すごいなあと思い、印象深く憶えている。


そのほかアザラシやペンギンなどもいた。



向こうの島に龍宮城が見えますか…。


フィレンツェの街の中心部にひときわ目立つ建物がある。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
一二九六年に着工され、およそ六百年かけて完成された。
古代ローマの建築技法にヒントを得て、ブルネッレスキが苦心の末に編み出したものだった。
高さは百メートルを越える。
今はコンクリート橋になってしまっているが、かつての餘部鉄橋の高さが四十一メートル。京都、東寺の五重塔が五十五メートル。平安時代末期の白河法勝寺にあった八角九重の塔が八十一メートル。それらよりも優に高い。
いったいどれだけのものか、この目で確かめてみたいと思う。