2011年1月2日

きのうまでの寒さも少しやわらぎ、海におもむいてみた。
少し晴れ間をのぞかせていた。
この突堤、波によって岸から離されてしまっているが、通常は突堤の根元まで砂浜がおおっている。
突堤の向こう側は川が流れている。台風の時や、冬の間海がしける時はいつもこうやって切り離されてしまう。
でもまたブルドーザーなどが砂を運んで来て、砂浜とつながってしまう。そしてまた波にさらわれて切り離されて…。その繰り返し…。
子供のころ、この突堤でよく魚釣りをしたものだ。毎日行ってたこともある。釣れるものはいつもキス。たまにカレイが釣れたりして…。
この突堤は子供のころからずうっとここにたたずんでる。子供のころに見たこの空間はもっと広く見えたのに…。
今となれば何か、別の世界にいるように思える。


少し離れて角度を変えて。ずっと向こうから川が流れて来て、突堤の横をすりぬけている。白い雪が岸壁をおおって。


きのうより少し寒さがやわらいだとはいえ、いつもより波は高く。


夏の日本海は青く青く輝いていて、湖のようにおだやかなのに、冬となればこの鉛色の空の下で荒れ狂ってる。ごうごうとうなりをあげて。


今は松葉がにのシーズンだが、海がしける時はこうやって、港にしずかに停泊している。